IWAMI ST-04-HB 耐雷性試験
開発経緯
(株)トリコンは島根県の山間地に位置しています。この地域では、夏は山麓を上昇する気流により積乱雲と共に雷が発生し、冬には中国大陸から吹き付ける季節風が山々を上昇して行き、それが雪と共に雷を発生させています。その為、私達の暮らしは強く雷の影響を受けたものとなっております。
またLEDは電球や蛍光灯に比べてデリケートな素子であり、人間に帯電した静電気が原因で壊れる事もあります。弊社のLED製造ラインでは製造過程でLEDに悪影響を与えないよう特に配慮しています。
そんな当社だからこそLEDの性質を考慮し、防犯灯を製造するにあたって防犯灯が雷に強いよう、カバーは雷を防ぐ素材を使用し、サージ電流耐量は35,000A以上となるよう回路設計を行いました。
実施方法及び結果
・完成した製品の耐雷性を確認する為、平成23年5月6日(金)に公立の技術センターで「雷サージ耐性試験機」((株)ノイズ研究所 LSS-15AX)により、本機(ST-04-HB)の被雷試験を行いました。
・試験は本機点灯状態で電源線間にインパルス電圧(500V~15kV)を順次印加し、最大電圧の15kVでもトラブルが発生しない事を確認しました。
図1.被雷試験イメージ図
・今回行った試験では、8kVをクリアできれば一般的に耐雷性ありとされており、15kVをクリアした本機は十分な耐雷性に優れている事が証明されました。
図2.(株)ノイズ研究所 LSS-15AX